ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 レビュー・評価・感想

公開日: : 最終更新日:2014/02/03 アクション , ,

3DS専用ソフト、ゼルダの伝説 神々のトライフォース2のレビュー・評価・感想まとめです。

作品概要

についに発売されたゼルダの伝説 神々のトライフォース2
ここで重要なのがゼルダの最新作ということでは無く、スーパーファミコンの名作ゼルダの伝説 神々のトライフォースの続編ということ。
前作の発売年がですので、20年以上の時を経てこのタイトルが復活しました。

物語の舞台はスーパーファミコンと同じハイラル地方。ゼルダシリーズは基本的に時代こそ違えど同じハイラルという舞台で物語が繰り広げられますが、本作のポイントは前作から数百年後しか経過していないということ。
そのためスーパーファミコン版と同じ地理で構成されたマップを冒険することが出来るのです。
前作経験者は懐かしい気分に浸ることが出来る事間違いなし、BGMまでもが懐かしい。

ハイラルとローラル、いわゆる光の世界と闇の世界を行き来しながら冒険するゲームデザインは変わらず。まさに当時のままを楽しむことが出来るゲームとなっています。

レンタルアイテムシステムの賛否

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2ではレンタルアイテムというシステムが導入されました。

これまでのゼルダシリーズは、基本的にダンジョンの攻略順序が決められており、ダンジョンAで手に入れたアイテムを使ってダンジョンB…というように行動範囲を広げていくというデザインで設計されていました。
それが本作ではレンタル制、ルピー(ゼルダシリーズのお金)を支払いさえすれば初めから弓矢、ハンマー、フックショットと言ったアイテムを使うことが出来ます。
これにより好きなダンジョンから攻略することが出来るようになったため、自由度が広がりました。

とは言えあくまでもレンタル品。主人公リンクが死んでしまうと借りていたアイテムは全て没収され、再びお金を払わないと使用できなくなってしまいます。これにより自由度と比例して危険度が上昇し、慎重なゲームプレイを要求されるようになりました。死亡にデメリットを付けたのはシリーズ初ではないでしょうか。
大量のルピーを使うことで買い切ることも出来るため、慎重派の方はじっくりお金を稼いでからダンジョン攻略に挑むということも出来ます。

ワクワクの低下とデメリットの弱さ

斬新なレンタルシステム、最初から色々なアクションを試すことが出来る面白いシステムではあるのですが、ダンジョンの宝箱から新しいアイテムを見つけるというワクワク感が無くなってしまいました。
ダンジョンで手に入る宝箱の中身は基本的に鍵かルピー。ルピーの使用頻度が増えたとはいえ、あまり嬉しくはありません。

また同時にこのシステムのデメリットの弱さを感じました。
というのもゲーム自体があまり難しくないからです。ゲームオーバーに大きな危険はあれど、ゲームオーバーになるようなシチュエーションがほとんどありません。ラスボス戦はギリギリだったものの、初見でノーゲームオーバークリア出来てしまったほど。
ゲームクリア後に、受けるダメージが増えるハードモードが解禁されるのですが、このハードモードに合わせてチューニングされているように感じられました。

スーパーファミコン版をやり込んだ人ほど楽しめる

マップ、BGM、ダンジョンの場所…それらのどれもこれもがスーパーファミコン版神々のトライフォースを踏襲しています。
橋の下にいる空き瓶をくれるおじさん、風見鶏でのセーブ時に流れるオカリナの音、スーパーファミコン版を触っているとああ、こんなイベントあったなぁと思えるものばかり。当時のボスがパワーアップして帰ってきたりなど、逆に驚く場面もありました。
(氷の遺跡とカメイワの場所が入れ替わっていたのは気になりましたが。)

逆を返すと、前作をやり込んでいたプレイヤーほど今作が簡単になってしまいます。元々簡単な難易度ですが、更に拍車をかけて簡単に感じてしまいます。

謎解きに関してはゼルダらしい仕掛けが満載でアハ体験はあるものの、シリーズ経験者にはちょっぴり物足りないかも。
但し本作から導入された3Dを活かした仕掛けや壁移動を使った仕掛けは、どれもこれも練られていたのには感心。ダンジョンが立体的になったことによる見辛さ等も無く謎解きに専念できたのも良ポイント。

なのですが、氷の遺跡だけは別。
道中通らなくてはならないロッソの採掘所への道と併せて、異様に辛い道のりを歩かなければなりません。立体的になっているダンジョンを落下しながら移動するのですが、目測がずれるずれる。
ここだけやたらと疲れました…。

一方一番解いた時にスッキリした仕掛けが闇の神殿の某宝箱。従来の仕掛けと、本作で導入された立体、壁画移動が綺麗に組み合わさっている素晴らしい仕掛けでした。宝箱の中身も武器の強化に使うことが出来るレアアイテム、マスターストーンと褒美との兼ね合いも素晴らしい。

どうしても解答が分からない方のためにヒントめがねというアイテムも用意されています。
ゲームコインを支払うことで仕掛けの解答そのものを得る事が出来ますので、初心者も安心。

やはり気になる低難易度化

先ほどから本レビューでも何度か触れているゲーム難易度。
実際のところそこまで簡単になったわけでは無いのですが、そう感じてしまうのには理由があります。

一つは先述したレンタルアイテム制度。要はルピーさえあれば最初から完全武装出来る訳で弱い訳がありません。

そしてもう一つが一番の問題、ダンジョンの簡略化
ゲームのメインダンジョンとなるローラル各地のダンジョンですが、そのボリュームは前作の光の世界の3ダンジョン程度のもの。どのダンジョンも数階層でシンプルな構造かつルートが割とはっきりとしているのが良い意味でも悪い意味でも印象的でした。
当時ダミーの入口に惑わされた森のダンジョンでさえも、道のりがはっきりとしています。

ハイラルの第3ダンジョン、ヘラの塔はかなりの階層で構成されてはいますが、その分一階一階のボリュームが減っていますね。

やはりここでも唯一苦労したのが氷の遺跡。前作のカメイワがあるデスマウンテンにあるだけはありました。

一転難しくなるハードモードは良バランス

こんなにも簡単なゼルダの伝説 神々のトライフォース2ですがクリア後に遊ぶことが出来るハードモードだけは話が別。
受けるダメージがかなり大きくなるため、ごり押しプレイが効かなくなります。

ゲームオーバーになる確率が上がるため、レンタルしまくりの完全武装は恐ろしくてできませんので、本来のゲームデザイン通りのダンジョン攻略の自由度が活きてくる訳です。
クリア後に出てくるモードであるため、プレイヤーはどこのダンジョンにどんなアイテムがあるのかを理解したうえで臨むことが出来ます。

  • あのダンジョンにある防御力を上げる服を入手するためにまずこのダンジョンをクリアして…
  • あのボスには苦戦したから先に他のダンジョンでハートの器を集めてから挑もう…

などとプランを立てながら攻略するのがとても楽しい。
このハードモードこそメインではないかと感じられるほどでした。

総評

まさに傑作!!神々のトライフォースの冠は伊達じゃ無い。
やり込み要素という名の露骨なやり込ませ要素が無いのも良いですね。攻略サイトなど使わずとも全てのハートのかけらや収集物を集めることは容易いです。縛りプレイがしやすいゲームデザインのため自分で目標を決めて遊ぶことが出来る、本来のやり込みプレイをするのにも向いています。

過去の経験、一週目の経験を活かしつつ試行錯誤しながら解いていくハードモードもとにかく楽しい。簡単すぎるという方は是非ともハードで一度遊んでみて下さい。初回がノーマル強制なのは少々残念ではあります。

ゲームらしいゲームでとにかく大満足。2013年の末にすばらしい作品に出会うことが出来ました。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

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