闘神都市 レビュー・評価・感想

公開日: : 最終更新日:2014/02/21 RPG ,

3DS専用ソフト、闘神都市のレビュー・評価・感想まとめです。

闘神都市

作品概要

闘神都市はイメージエポックにより開発・発売されたRPG。実はアリスソフト開発の闘神都市2という18禁ゲームのリメイクとなっています。
ニンテンドー3DSでの発売であるため原作通りという訳には行かず。R-18なシーンは無い健全な作品に仕上がっています。

リメイクという形ではあるものの、設定の変更や新キャラクターの登場などがあり、新鮮な気持ちでプレイ出来たため完全新作として考えても差し支えないでしょう。文字通りのリメイクだったアリスソフト製PCゲーム、ランス1,2とは違った印象を受けました。

イメージエポックアンチかつアリスソフト信者の葛藤

実はこの闘神都市、発売日まで購入を迷っていました。
その理由としては二つ。

  • イメージエポック製のゲームが肌に合わないこと
  • 信者と言っていいほどアリスソフト作品が好きなこと

イメージエポック製のゲーム全てが全てでは無いのですが、このメーカーの作品に漂う悪い意味でのJRPG感がどうも苦手でした。ましてや本作のディレクター御影氏は悪い意味での実績がある方。良い印象は持っていません。
一方アリスソフトに関しては大が付くほどのファン。本作の原作である闘神都市IIも愛着のあるゲームです。

まさに板挟み状態にあり悩んでいたのですが、結局自分に合うか合わないかは触ってみなければ分からない、ということで購入を決意。

先に結論から言いますと、全ての要素をコンプリートするまで楽しめました。
と言っても原案ありき。イメージエポックの評価が上がったわけではありませんが・・・詳しくは以下のレビューからご覧ください。

タッチペンによる操作に完全対応 ※

闘神都市では全ての状況でタッチペンによる操作に完全対応。その一方でボタンによる操作がおざなりになっているように感じました。

街での移動の際は自由にカーソルを動かせそうなインターフェースですが、横のキーしか効かず目的地にカーソルが合うまでボタンを連打。もちろんタッチペンを使えば向かいたい場所をタッチして移動することは可能です。

確かにタッチペンによる操作に完全対応という、うたい文句に間違いはないのですが、ボタンを使ってプレイする人、タッチペンを使ってプレイする人、どちらの方が多いのかを考えて欲しかったです。無理にタッチ機能を使用した感が否めません。

インターフェースに関しては基本出来が悪いです。全体的にもっさりとしていたり、スキップボタンがRボタンに割り当てられていたりなどなど・・・。
RPGメインなので仕方ないのですがアドベンチャーパートでバックログが使えないのも地味に痛いです。

画面の点滅バグもそうですが、こういった部分はいつも通りのイメージエポックでした。

難易度は低下、初心者向けのチュートリアルも完備

原作は割と高難易度にチューニングされていたように記憶しているのですが、このリメイク版闘神都市は比較的低難易度にデザインされています。

新しい要素が登場するたびに長く丁寧なチュートリアルが完備されていますので、RPGが苦手な人も安心。ゲーム慣れしている人は多少だるく感じてしまうかも。
とは言えこういった親切な作りは好評価。ゲーム内説明書が主流となった現在、マニュアル無しで進むことが出来るデザイン設計にしたのはお見事と言えるでしょう。

ゲーム全体の難易度としては、その日その日に出来ることを全てこなしていた場合、苦戦する要素は一切ありません。いわばかなりヌルい難易度設定と言えるでしょう。
もし戦闘に負けてしまった場合でもその場でリトライが可能な仕様。セーブしてなかったせいで数時間がおじゃん!といったことはありません。

ストーリー上日付による時間制限があるように見えますが、日数が経過するのはイベントが進行した際ですので、これにより詰むこともありませんのでご安心ください。

原作からのストーリー改変

元の作品が所謂エロゲーであるため、危ない箇所は大きく改変されています。

闘神大会勝者の特権が相手のパートナーとの一日デートに変更(デートというよりも部屋で談笑しているだけですが)されたことは有名ですが、他にもシナリオ上設定等が大きく変わったイベント、キャラクターが存在しました。
こればかりは仕方ないと思うものの、疑問に思ったのは変える必要なかったイベントまで変えられている事。新鮮な気持ちでプレイは出来ましたが、プルマのイベントは一新しなくとも使えたのでは・・・。

18禁要素だけでなく、作品全体にあったダークな空気が一切無くなってしまっているのは少々残念。

とは言え闘神大会の対戦相手について掘り下げられてるのは良い改変。原作ストーリーでは前座にすぎなかった部分ですが、このリメイク版ではイベント量も増えじっくり楽しめるようになりました。

一方で物語の肝であった第二部に関しては少しボリュームの少なさを感じました。
特に第一部のようなキャラクターの掘り下げのほとんどが無くなってしまうため、第二部からの登場キャラクターにあまり愛着がわかないかもしれません。

1対1戦闘のバランスも良好

原作同様先頭は1対1のコマンドバトルです。
本作ではAPと呼ばれる行動値を使い、いくつかのアクションを組み合わせて戦うことになります。

戦闘中に取ることが出来るアクションは

  • 女の子と仲良くなることで習得できるガールズギフトスキル
  • 捕獲した女の子モンスターカードを装備することで使用可能になるカードスキル

の2種類。
ギフトスキルは汎用性の高いものが、カードスキルは大技だったり変わった効果を持っていたりとピーキーなものが揃っています。
覚えてしまえばいつでも使用可能なギフトスキルとは違い、カードスキルは同時に8種までしかセットすることが出来ません。
更にコマンドとして使用するアクティブスキルと自動発動するパッシブスキルを選択することになるため、取捨選択がとても悩ましい。

女の子モンスター捕獲・育成も楽しいのですが、一部のレアモンスターがとにかく出にくいことが少し不満。まさか捕獲まで5時間近くかかってしまうとは・・・。
更に二週目の引継ぎの際に女の子モンスターカードを引き継ぐことが出来ないため、やり込み好きプレイヤーは要注意です。

不満点を上げるとするならば、女の子モンスターカードの編成が街に戻らないと出来ないことでしょうか。
ボス戦手前には大抵セーブポイントがあるものの、もしカード編成が致命的だった場合わざわざ街に戻って再びボスのところまで移動する手間が発生します。
一度ボスと戦った上で対策をするゲームデザインのため、この部分が手間に感じました。

総評

改悪されているのが怖かったのですが、杞憂でした。
基本的な大筋を崩すことなく、1994年当時のシナリオがそのまま現役なのは流石名作。
頭にハテナが浮かぶような作品ばかりのイエージエポックのJRPGを冠したゲームの中で一番良い意味でJRPGと言えますね。

昔を懐かしみつつ、携帯ゲーム機で闘神都市が遊べるのはファンにとって大きなメリットでしょう。
初回特典のテクノポリス復刻版も記事構成が当時の様だったりと地味に凝っていました。
闘神都市IIIの時も感じましたが、やはり闘神ダイジェストがフルボイスで楽しめるのは面白い。良い時代になりました。

エロ要素が無くなった事によって、無難で王道なRPGへと化けた本作。
癖がなくなりマイルドになったものの、幅広いユーザーに勧めることが出来ます。
近年のイメージエポック作品の中では最高の出来です。会社名で敬遠してる方は是非とも遊んでみてください。


闘神都市 公式サイト

闘神都市

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

PAGE TOP ↑