超ヒロイン戦記 スーパーヒロインクロニクル レビュー|よくあるお粗末なキャラゲー

公開日: : 最終更新日:2014/06/30 シミュレーションRPG , , ,

PS3,Vita専用ソフト、超ヒロイン戦記(スーパーヒロインクロニクル)のレビュー・評価・感想まとめです。

超ヒロイン戦記

作品概要

超ヒロイン戦記はバンダイナムコゲームスから発売されたシミュレーションRPGです。
スーパーロボット大戦シリーズの女性キャラクターバージョンだと思ってもらえれば話は速いかと思います。

参戦作品は

  • 快盗天使ツインエンジェル
  • 京騒戯画
  • デ・ジ・キャラット
  • ひぐらしのなく頃に
  • すーぱーそに子
  • 緋弾のアリア
  • ゼロの使い魔F
  • 戦姫絶唱シンフォギア
  • IS<インフィニット・ストラス>
  • ドリームハンター麗夢

の計10作品。古今東西幅広く作品を集めています。

同じコンセプトのもと発売されたゲームとして、

  • クイーンズブレイド スパイラルカオス
  • クイーンズゲイト スパイラルカオス

の二作品がありますが、キャラクターだけの参戦だったスパイラルカオスシリーズとは違い、作品のストーリーとして参戦しているのが特徴。
スパロボシリーズの用に原作品のストーリーを追うことが出来ます。

ストーリーの薄さが気になる

なんといってもストーリーが薄い。
その原因として考えられるのがキャラクターの少なさにあるように思えます。

タイトル通り登場するのは作品のヒロインである女性キャラクターばかりで、男性キャラクターは例え主人公でも参戦しません。
そのため原作ストーリーを追うことが出来ず、どうしても盛り上がりに欠けてしまいます。
その割に原作に出てくる専門用語などはバリバリ使われているため、参戦作品に知らない作品がある方は注意が必要です。

ただし参戦しない原作男キャラの立ち位置に、別のヒロインキャラが立って原作ストーリーを再現していくのは面白い試みでした。

仲間キャラどころか敵のバリエーションも少なく、どうしても終始単調に感じてしまいます。
ストーリー展開も盛り上がらないどころか破綻しており、まさにキャラクター有りきの作品となってしまっていますね。

とは言え作品の垣根を越えた会話シーンは小ネタなども仕込まれていてなかなか面白い。
もう少しこの余力を本編に回して欲しいところでした。

ゲームの性質上原作を全く知らない人がSRPGとして購入するのは避けたほうが懸命でしょう。

キャラゲーとして見てもお粗末

版権の問題等仕方ないとは思うのですが、作中に使われているBGMはオリジナルのものとなり、原作で使われていた主題歌等は使用されていません。
カスタムサウンドトラック機能も無いため、原作シーン完全再現はならず。

BGMの設定を0にすることは出来るため、裏で曲を再生し擬似的に扱うことは可能ですが、出来ればゲーム内で完結して欲しいところでした。

そしてキャラクターの会話シーンは戦闘やフリートークを除いてボイス無し。
まさかストーリー進行ですら喋らないとは思いませんでした。
安っぽい効果音がなる紙芝居を見ているかのようです。

グラフィックに比べ、ひどい処理落ち

PS3、Vitaで出ているにも関わらずお世辞にも美麗とは言えないグラフィクなのですが、その割に処理落ちやフリーズが発生します。
この頻繁な処理落ちによってゲームのテンポが損なわれるのは非常にもったいない。

少しでも軽く苦肉の策として早送り機能、そしてアニメーションオフ機能が搭載されているのですがこれがまた曲者。
アニメをオフにしてしまうと

  • エクストラアタック
  • ソウルシンパシー
  • Wインパクト

というプレイヤーに対して有利に働くシステムが機能しなくなってしまうという馬鹿げた仕様になっています。

戦闘アニメーション自体は作りこまれており、出来は悪くはないのですが、一度見ればお腹いっぱいになってしまいます。
一バトルごと見ていても仕方が無いのにそれを強要されるゲームデザインはどうかと思います。

とにかく終始ゲームテンポにはイライラさせられました。

好きなステータスを作ることが出来ないボーナスポイントの仕様

キャラゲーですので好きなキャラクターは計画を立てて強く育てたいもの。
このゲームではレベルアップ時に手に入るボーナスポイントを各ステータスに割り振ることで自由に育てることが可能になっています。

これだけなら何も問題は無いのですが、問題はストーリーの分岐。
ゲーム進行によって育てていたキャラが一時的にメンバーから外れてしまうことがあります。
そしてストーリーが進み、いざ合流すると勝手にボーナスポイントが割り振られてしまっているのです。
ゲームの性質上、偏ったステータスで育てたほうが強いため、一時離脱があるキャラはそれだけで大きなデメリットを背負うことになります。

総評

バンナムの手抜きっぷりがひしひしと感じられます。
他のゲームと比べても一回り高い値段を見るに集金する気まんまんですね。

基本的なシステム自体はスパロボシリーズそしてスパイラルカオスシリーズによって確立されているため、遊ぶことは出来ます。ただしいざプレイしてみると、とにかく粗が目立つ。
開発はこのゲームテンポを疑問に思わなかったのでしょうか。

コンセプトとしては面白い企画なだけに、この手抜きが残念でなりません。
システムを整えゲームバランスを見直すだけというあと一歩がいつまでたっても出来ないメーカーなんだなと呆れました。

本格派SRPGを謳っていますが、結局キャラゲーでしかありません。
さらに言えばキャラゲーの中でも下の出来なため、購入の際はくれぐれもお気をつけ下さい。

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