逆転裁判5 レビュー|タイトルに恥じない最初から最後までの大逆転劇

公開日: : 最終更新日:2014/01/17 アドベンチャー , ,

3DS専用ゲーム、逆転裁判5のゲームレビューです。


どんなゲームなの?

逆転裁判シリーズ最新作がついに発売されました。

前作では諸事情で法廷に立つことが無かった初代主人公ナルホド君こと成歩堂龍一()なるほどうりゅういちに加え、逆転裁判4の主人公であるオドロキ君こと王泥喜法介()おどろきほうすけ、そして今作からの新キャラクター、ココネちゃんこと希月心音()きづきここねの三人が主人公です。

章によって操作キャラが変化しますが、三人とも同じ事務所の仲間という立場なので、前作のナルホド君のように操作に協力的でないといったことは一切ありません。前作では蔑ろにされていたナルホド君の出番も増え、この三人が主人公と言い切って良いストーリー構成になっています。

過去作品を知らなくても遊ぶことが出来るような作りにはなっているものの、やはり出来ることなら初代・逆転裁判から遊ぶべき作品です。ちょっとした会話等を更に楽しめますし、懐かしのあのキャラクターの登場など、シリーズファンを楽しませる作りになっています。

法廷パートに新システム 相手の心の声を聴け

逆転裁判5からの新システムとしてココロスコープというものが新しく追加されました。
証言から読み取った感情の矛盾(ムジュン)を指摘するというもので、記憶が混乱している証人から正しい証言を聞き出す際に使用されます。

この新システムですが、基本的にとても簡単。
失敗してもペナルティが無い他、そもそも間違えること自体も少ないと思います。
前作では独自システムであるみぬくが難しすぎて、ゲームを投げてしまう方が多かったのですが今作ではいい塩梅に難易度調整されていますね。

ココロスコープ担当である希月心音()きづきここねも良い印象のキャラクターでしたので、次回作も期待できそうです。

今作でも個性豊かなキャラクター

実は今作では巧舟氏はシナリオに関わっておりません。
しかし個性的なキャラクター達の掛け合いは相も変わらず面白いのでご安心ください。

べらんめぇ口調で話す囚人でありながら検事を担当する本作のライバル夕神検事や、無駄に熱い番刑事等、クセがありつつも憎めないキャラクターたちが大勢登場します。

今作ではいつでもどこでもセーブが可能になったことで、普段はあまり見ることが出来ない裁判パートでミスをした時のやり取りも、簡単に確認が出来るようになったのは大きいです。

逆裁と言えば追い詰められて真犯人の豹変ぶり。勿論今作でも期待して大丈夫です。ある章のあるキャラクターはシリーズ1,2を争うほどの面白さでしたので必見。

今作でももちろん3D

レイトンvs逆転裁判時の経験を活かしてか、本作でも3Dが導入されました。

3Dを駆使し色々な角度から調査出来るようになった探偵パートも面白いですが、やはり一番の見所は法廷パートでのキャラクターたちのアクション。3Dならではの面白い動きが楽しめます。

全体的に低難易度に

これまでのシリーズと比べ、全体的に難易度が低下した逆転裁判5。賛否両論あるとは思いますが、私としては今作の仕様に対して大賛成。

特に大きな変化があったのは探偵パートです。探偵パートに様々な便利機能が付いたため、行き詰ることが無くなったことが、本作の低難易度化の一番の理由でしょう。

調査可能箇所・調査済み箇所の視認化

調査可能箇所と調査済み箇所が視認化されたことが一番大きな変化です。

調べたい箇所を探してカーソルを動かすと、調査可能な箇所はカーソルの色が変わるため一目で分かります。また、一度調べた箇所にカーソルを合わせるとチェックマークが表示されるようになったため、うっかり同じ会話を何度も見てしまうようなことが無くなりました。

探偵メモ機能の存在

次にどこで何をすればいいかが書かれた探偵メモを閲覧することが出来るようになりました。何処で調査をすればいいかというものから、誰に何を見せるといったもの等、細かい事まで書かれています。

これにより進行が楽になった他、ゲームを中断、再開した時も混乱せずに進めることが可能です。連続してプレイできない方もこれで安心ですね。

ちょっとした会話を楽しめない等の弊害も

これまで事件とは全く関係のないオブジェクトを調べた場合、パートナーとのちょっとした会話が楽しめたのですが、今作ではそれが大幅にカットされています。まったく無いという訳ではないのですが、過去のシリーズと比べるとどうしても少なく感じてしまいます。

ただしシリーズファンが待ち望んでいる、某物事の本質云々な会話は今作でも確認。ファンサービスを分かっています。

逆裁4の反省点から見る逆裁5

前作逆転裁判4はそんな作品出ていないあれは黒歴史等の散々な言われようでした。ここで逆転裁判4の反省点から本作を改めて評価してみましょう。

前作主人公の扱い

前作で一番評判が悪かったのがナルホド君の扱いです。新主人公オドロキ君と世代交代させたかったのは理解できるもののあまりの扱いの悪さにファンからは非難轟々。

本作ではナルホド君だけでなく、逆裁4の主人公オドロキ君の立場をも損ねる事なく、新キャラクターのココネちゃんを立たせることに成功しています。皆が同じ事務所の一員となったことで、情報の共有、法廷でのサポートが行われるようになりました。物語の最後の法廷パートでは、ナルホド君を操作するも決して他キャラクターがないがしろにされることなく見事にまとまっている素晴らしい役割分担でした。

前作主人公だけでなく、その他のキャラクターの扱いも万全。キャラを壊すことなく、そして過去作品を知らない人にも配慮されています。

ラスボスのカリスマ性

やけに小物扱いされている逆転裁判4のラスボス。その理由の一つには最初から正体が分かっているので、インパクトに欠けるというものがありました。

今作では怒涛の展開からの真犯人告発と、かなりの盛り上がりを見せてくれます。正直誰がこの展開を予想できたでしょう。

同時に今作で一番怖いのが物語のネタバレ。特に最終章だけは何があっても前情報なしでプレイするべきです。プレイを始めたら終わるまでインターネットは封印するぐらいの勢いでプレイしましょう。

総評

まさにシリーズ集大成と言ってもいいほどの出来です。
過去作品にあったサイコロック、みぬくシステムも導入されていますので、シリーズファンは感動物だったと思います。

各事件も一つ一つがどれも楽しめる出来だったのはお見事。事件の一つ一つが少しずつ関連しているため、最後までだれることなくプレイすることが出来ました。最後までだれない理由には先述した探偵パートの低難易度化も含まれます。法廷パートでもヒントを聞くことが出来るなど、行き詰まりがちなポイントポイントに細かい対策が用意されているため、誰でもストーリーを追うことが出来る良い設計ですね。

もう先は無いのかと言われていたよくここまで持ち直すことが出来ました。シリーズでも上位に並ぶ完成度の高さです。前作で投げてしまった方も、ぜひともプレイしていただきたい一作品でした。

逆転裁判5

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