ダークソウル DARK SOULS レビュー・評価・感想

PS3専用ゲーム、ダークソウルのゲームレビューです。

ダークソウル

作品概要

あの高難易度で知られるダークファンタジーRPG、デモンズソウルを制作したスタッフが世に出したアクションRPG最新作、それがダークソウルです。
にフロム・ソフトウェア開発、バンダイナムコゲームスにより発売されました。

基本的なシステムはデモンズソウルを踏襲しているものの、細部には色々と手が加えられておりゲーム性は別物に。
高難易度・ストイックなゲーム性は変わらないため、デモンズファンは安心してプレイすることが出来るかと思います。

デモンズソウルとダークソウルの相違点

舞台はオープンワールドに

デモンズソウルは楔の神殿を拠点とし、要石からダンジョンへ飛び攻略していくステージ制で構成されていました。
ダークソウルではオープンワールド、つまりほとんど全てのダンジョンがシームレスに繋がっているのが大きな特徴です。

マップが広大になり攻略難易度は大きく上昇。その分自由度は大きく増しました。ある程度の攻略手順は決まっているものの、中盤は自由に各地のダンジョンを攻略していくことが出来ます。
マップの各地には篝火が用意されており、それを調べることでリスポーン位置が変更。見つけた篝火を拠点として各地に点在するダンジョンを攻略していくのが基本的な流れです。

マップに繋がりが出来たことで世界に広がりを持たせることにも成功していますが、同時に複数ダンジョンを並行して攻略することが出来ないという欠点が生まれてしまいました。
前作の場合は、要石によるワープがあったためこのダンジョンの攻略に疲れたから息抜きに別のダンジョンを攻略しよう、ということが可能でした。本作の場合は最後に調べた篝火がベースとなってしまうため、別のダンジョンへ行くのであれば、そこまで徒歩で移動する手間が生まれてしまいます。
鍛冶屋、商人、魔法の師範などのも各地に点在しているため、施設を利用するにも移動の手間が生まれる仕様はどうなのか。
ゲーム終盤になることで一部の篝火へワープすることが出来るようになりますが、序盤から使えても良かったような気がします。

前作ではボスを撃破すればそこに要石が出現するため明確に一区切り、となった訳ですがダークソウルでは篝火に辿り着くまで安心できません。ボス戦後にちょっとしたミスで死んでしまい所持していたソウルを全て失うという恐怖が常につきまといます。
この部分のメリハリは前作の方が上だったというのが正直な感想です。

魔法がMP制から回数制へ

前作ではMPを消費することで魔法を使うことが出来ましたが、ダークソウルではMPが撤廃され、魔法ごとに用意された回数制へと変化しました。
魔法の回数は各地の篝火で回復させることが出来ます。

前作ではMP自動回復の指輪の効果も相まって、魔法によるゴリ押しプレイが可能となっていましたが、それが塞がれた形となりました。その代わりに補助系効果の魔法を使っても、攻撃系効果の魔法の使用回数に影響しないため楽になった部分でもあります。
魔法の装備数が増え、魔法の種類が増えてくる後半になればなるほど楽になるのですが、初心者の敷居は上がってしまいました。

また魔法だけでなく回復アイテムの仕様にも変更が。
前作では、店で買ったり敵のドロップ品を集めるなどして手に入れた各種回復アイテムを大量に持ち込むことが可能でしたが、ダークソウルの回復アイテムはエスト瓶と呼ばれるもの一つだけ。使用回数は基本的に5回で、篝火へたどり着くことで使用回数を回復することが出来ます。
ボス戦のことを考えても回数を維持しておきたいところですが、道中自体も果てしなく難しいためそうもいきません。所持ソウルを気にせず使えるのは大きいものの、次の篝火までの間を残りの使用回数で移動しなければならないことがゲームの難易度をあげています。

オンラインマッチングは一期一会

ソウルレベルと場所を調整すればフレンド同士で簡単にプレイ可能だった前作と違い、ダークソウルでは知り合いとのマッチングは基本的に出来ないものだと考えてください。

スタッフの意向で変更があった部分ではありますが、個人的にはこの仕様に賛成です。元々ストイック性がウリな作品ですので、身内同士のCoopやボイスチャットによるやり取りはそぐわないかなという印象を持っていたためか、特に不満点は感じませんでした。

逆に気になったのが、一部のオンラインプレイヤーのマナー。

  • ローカルマナーの強要
  • チートプレイヤーの存在
  • 暴言メールの送信

厄介なのが1番目に書いたローカルマナーの強要をしてくる輩がいるということ。
相手のワールドに侵入してのPKがゲームシステムの一つとして用意されているダークソウルですが、自分ルールを押し付けてきた挙句、暴言メールを送信してくる人が少なくありません。
戦闘前の一礼の強要、回復アイテムの禁止など、縛りプレイは勝手ですがそれを相手にまで求めるのはどうなのか…

あくまでも問題はゲーム内にあるのではなく、プレイヤー側にあるのですが、このような人も少なからず存在するということだけ頭に入れておきましょう。

高難易度と理不尽は違う

ダークソウルをプレイしていて真っ先に思い浮かんだ感想が高難易度と理不尽を取り違えているということでした。
絶妙な難易度調整がウリだったデモンズソウルと違い、こうすればプレイヤーが嫌がるだろうといった仕掛けが山ほど出て来ます。
狭い足場での戦い、視覚外からの一方的な遠距離攻撃、後半ダンジョンの見えない通路など、心が折れそうになるポジションはデモンズソウル以上に出て来ます。
特に狭い足場についてはゲーム初めから最後まで終始悩まされることでしょう。
数の暴力で襲いかかる敵を、一体ずつちまちま誘いだして倒していくことを繰り返し強要されストレスが溜まります。
ボスを倒すまで長い道中を何度も繰り返し行き来することになります。
以上のようにとにかく理不尽なんです。
デモンズソウルの時のような達成感ではなく疲労感が襲ってくるのがこのダークソウルでした。

敵の数は増えたのにも関わらず、プレイヤーのモーションがデモンズより遅くなりもっさり気味になったことも高難易度化に拍車をかけています。動きをここまで遅く、そして無駄なモーションを増やす必要はあったのか。

とは言えプレイヤー側に救済措置が無いわけでもありません。ダークソウルでは防具を鍛えることが出来るようになったため、被ダメージを大きく減らすことが出来るようになりました。またステータスによる恩恵も大きくなり少しレベルをあげるだけで大分楽になることが多かったように感じました。
いわゆる稼ぎをしやすいポイントもあるため、完全にゲームが詰んでしまうということは実は少ないです。

世界観のクオリティはアップ

主観ではありますが、世界観としては前作よりもダークソウルの方が深く、理解しやすいもののように感じました。広大なロードランという世界をオープンワールドにした成果はここに現れていますね。
ダンジョン数が増えその景色も場所ごとに大きく変わるのがとても幻想的で印象に残ります。各アイテムの説明文などで補完されるストーリーも素直に面白いと言える出来でした。

どうしてもデモンズソウルで見たことがあるような雰囲気を持つ場所が登場するのは使い回し感があり残念ではありますが、元の出来が良かっただけあって世界観構築には大きく貢献しています。

ダンジョンごとに出現する敵の種類や見た目がガラッと変わりメリハリがあります。敵モンスターのデザインも世界観に沿ったおどろおどろしいデザインで素敵です。

中世ヨーロッパ風世界観を元にしたダークファンタジーが好きな人になら間違いなく薦めることが出来る世界です。

総評

デモンズソウルとは比べ物にならないほど難易度が上昇したのがこのダークソウルです。前作をクリア出来なかった方は本作を手に取るのは控えましょう。それほどまでに難しいです。
とは言えデモンズ同様慣れによりサクサク進行することは可能です。ただそこまでプレイスキルを上達させることがデモンズと比べると難しくなっています。

デモンズソウルはプレイすればプレイするほど自分のプレイスキルが上達していくのが分かったのですが、ダークソウルでは進歩が見えないまま同じ場所をうろうろしていることがどれだけ多かったか。達成感より疲労感を与える作りになっています。アイテム所持重量の撤廃など改善されている点もあるものの、理不尽な高難易度にかき消されてしまっているのがとても残念。

散々批評してきましたが決してつまらない訳ではありません。事実面白いゲームだと思っています。問題はその面白さに気付けるまでに多くのイライラとストレスを感じなければならないこと。デモンズソウル以上に人を選ぶゲームという評価となります。

ダークソウル2の発売日も近づいていますが、開発スタッフには何故デモンズソウルがあそこまでウケたのか、を考えて次回作に活かしてくれることを一フロム信者として願っています。

現在DLCが最初から含まれたDARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITIONというパッケージが発売されていますので、新規プレイヤーはこれを購入すると良いでしょう。

  • デモンズソウルでは物足りない!もっと高難易度のゲームを遊びたい!
  • 身内とのオンラインプレイが出来なくても構わない!

という方には両手を上げてオススメすることが出来る”マゾゲー”でした。

DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION (特典なし)
DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION

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