ダンガンロンパ レビュー|逆転裁判の二番煎じ?それは違うよ!

公開日: : 最終更新日:2014/01/17 アドベンチャー , ,

PSP専用ゲーム、ダンガンロンパのゲームレビューです。


どんなゲームなの?

2013年現在アニメも始まり、話題を集めているダンガンロンパ。
スパイクから発売されたこのゲームのジャンルは推理アドベンチャーに当たります。
プレイヤーは主人公、苗木誠を操作し、学校内で起こる事件を証拠品を集めて解決していくことになります。
と言ってもよくある探偵物のようなストーリーではありません。

探偵ものの推理アドベンチャーと違う点はシチュエーションです。
主人公含む仲間たちは学校内に幽閉され、殺し合いを強要されます。
誰かを殺した者だけが外に出ることが出来る異常な空間の中、どうしても起きてしまういくつもの殺人事件。
そして事件後に必ず開催される学級裁判で犯人を見つけることが出来なければ、犯人以外全員が処刑されるという絶望的な状況と戦っていきます。

ダンガンロンパでプレイヤーが操作することになる超高校級の幸運の能力を持つ主人公の苗木誠の画像

ダンガンロンパの主人公、苗木誠。
超高校級の幸運という名目で入学したにもかかわらず不幸な事件に巻き込まれることに。

物語の舞台となる希望ヶ峰学園は日本中から才能を持つものだけを集めた特殊な学校。
そのため登場する仲間達も、”超高校級“の才能を持つ者たちばかり。
超高校級の幸運を持つ主人公から、野球部、プログラマー、水泳部、はたまた同人作家まで。
そのためキャラクター一人一人が立っていて飽きません。
但しゲームの性質上、気に入ったキャラが殺されたり、犯人になったり…といったことは避けることが出来ませんのでご注意を。

これだけの個性的な能力を各自が持っているにも関わらず、それがストーリーに絡んできたのは一部のキャラだけだったのが残念でした。
同じような意見が多くあったのか、次回作のダンガンロンパ2では個々の能力を活かしたシーンが多く登場していますので是非プレイしてみてください。

どう足掻いても死ぬキャラは死ぬ一本道ストーリー

このゲームのシナリオは希望ヶ峰学園からの脱出を描いたストーリーなのですが、分岐なしの一本道で構成されています。

合間合間のイベントで他のキャラクターと仲良くなることが出来るものの、ゲーム進行が有利になる能力を入手することが出来るだけで、いくら恋愛フラグを建てようが殺されるときは殺されますし、そのキャラが犯人になるキャラならその犯行を止めることは出来ません。

個性的な面々の中でも一際目立つマスコット

個性的なキャラクターの中でも一際目立つのは、やはり黒幕兼マスコットであるモノクマでしょう。
声優に旧ドラえもん担当である大山のぶ代を起用したことで、当時大きな話題になりました。
ドラえもんの印象が強い中で、黒い発言が多いためそのギャップが面白い。

ダンガンロンパに登場する大山のぶ代が声を当てたことで話題となった、マスコット兼敵役であるモノクマの画像

希望ヶ峰学園の学園長を名乗る謎の生物モノクマ。
声を一度聞いてみよう。

気になるゲーム性は?

ゲーム進行は、クラスメイトと親睦を深めたり、学園の秘密を探るアドベンチャーパート、そして事件発生後に残された証拠を探していく探偵パート、そして集めた証拠を元に犯人を突き止める学級裁判パートに分かれています。

ベスト版では探偵パートが快適に!!

探偵パートでは犯行現場などを巡り、事件に関係ありそうな証拠の数々を探していくことになります。

ダンガンロンパの探偵パートにて捜査としてクラスメイトである霧切響子と会話をし情報を集めているシーンの画像

現場の捜索だけでなく、クラスメイトからも重要な証言が得られることも。

脱出ゲームのように気になる箇所へカーソルを持って行き調べるだけなのですが、調査可能な箇所がどこにあるのか分かり辛いという難点がありました。
ある人物と仲良くなることで調査可能箇所が見えるようになるスキルを習得することが出来るものの、それに気付かない序盤は怪しそうな場所を片っ端から調べていく手間がありました。

これがベスト版では初めから調査箇所の視認可能と言うように大きく調整が入りました。
その他にもスキル所持が必要だったダッシュ移動も初めから解禁されているなど操作面に関して大きく改善されているため、今買うのであればベスト版がお勧めです。

逆転裁判とは違った面白さの学級裁判パート

学級裁判パートはいくつかのミニゲームで構成されています。
その中でも一番のウェイトを占めるのがノンストップ議論です。

リアルタイムで進む会話の中にある矛盾点へ向けて、持っている証拠品の中から用意された言弾(コトダマ)で狙い撃つというルールなのですが、これがなかなかの緊迫感。
突きつけることが出来る箇所は予め色違いで表示されているものの、制限時間の存在が焦らせます。
もちろん間違った証拠品を選んだり、つきつける箇所を間違えてしまうと、心象が悪くなり最終的にはゲームオーバーになってしまいます。
やることは単純ながら面白く、無事に正しい解答をすることが出来ると素直に気持ち良い。

ダンガンロンパの裁判パートで行われるミニゲームのひとつであるノンストップ議論の画像

黄色の文字が言弾をぶつけることが出来る文字。おかしな言動に合う言弾を選び、さらに上手いこと文字に命中させる必要がある。

一方他のミニゲームは残念ながらお世辞にも面白い物とは言えず。
答えが分かっているものをパズル風のミニゲームで入力させるだけ等、結構な冗長感です。
とはいえ他のミニゲームが占めるウェイトは少ないのが救いですね。

裁判の後はおしおきという名の処刑タイム

話の展開の都合上、逆転裁判のように事件を解決して全てスッキリ!!という訳にはいきません。
無事に真犯人を突き止めた暁には犯人に対しておしおきと称されるおしおきが待っています。
処刑シーンは専用ムービーが用意されており、中にはコミカルな物もありますが基本的にはえげつないものばかり。
事件解決の達成感を良い意味で台無しにさせてくれるこのシーンは、ゲームのコンセプトにとても良くあっていました。

ダンガンロンパ中でおしおきと称される処刑シーンにてバットを構えるモノクマの画像

おしおきと言えば聞こえは良いが、要は処刑。亜犯行に及んだキャラクターごとに違ったおしおきシーンが用意されている。

本編中に犯行に及ばないキャラクターたちにもおしおきムービーは考えられていたそうで、ビジュアルファンブックにそれぞれの内容が載っています。
興味ある方は是非チェックしてみてください。

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 ビジュアルファンブック (ゲーマガBOOKS)

総評

新規タイトルにも関わらずアニメ化までした珍しいゲームですが、ここはアニメ視聴よりもゲームのプレイを優先してほしいと強く主張致します。
現在放映中のアニメ版は、ゲームの進行に沿って話が進んでいるもののところどころ端折られているいるシーンが存在します。
後半の複線回収に関わるちょっとしたシーンがカットされていたり等、個人的には満足できませんでした。
展開が分かっている状態でゲームをプレイするのはゲームのジャンル上楽しみが半減してしまいますので、先にゲームをプレイしておくことをお勧めします。

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 PSP the Best
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